GUCHIのブログを見て「毎度私を鬼みたいに書きやがって…」と思っていた日、友人から「あなたにそっくりなの」と【廓育ち】と言う映画が共有されてきました。
介護が必要なおばあさんを蹴り飛ばす女性が、そこにはいました。
…「&Designのはんにゃ」とお呼びください、ITSUMIです。
先日、いなべ市をドライブしました。
信号待ちで、ふと目に入った黒い看板。
「【天然酵母のパン屋、おやつハウス】この信号を左折」
本来ならまっすぐ行って自宅に帰ろうと思っていたのですが、左折のウィンカーを出して、おやつハウスへ。
大きなお庭の前にあるログハウス。
可愛いレトロなイラストの看板があり、すぐにお店の場所はわかります。
入ってみると、店にはだれもおらず、パンが数種類。
おいしそうな食パンや、メロンパン、じゃがいもの練りこんだパンなどがありました。夕方にお邪魔したので売り切れ商品もあります。
しばらくすると、店主さんが「ごめんねぇーようこそ。」とおうちから出てきてくれました。
かわいい葡萄色のエプロンをしたおばあちゃんの名前は出口しづ子さん。
沢山お話をしてくれました。
「ここのパンの野菜は私のお庭で獲れたお野菜を使ってるのよ」
「今ここで焼いとるのは、焼き芋。パンは今日は焼くの嫌んなった。笑」
「ここに飾ってあるポエムは四日市の映画監督さんやったかが書いてくれたん。なかなかええやろ?」
「最近はキムチ作ってみたりしとるん。」
と、お店のことやマイブームについて色々楽しそうに紹介してくれる姿が、とっても愛らしくって、自分の祖母に会いたくなりました。
おやつハウスさん、なんと10年以上続くお店だそうです。
お話しながら、パンをいくつか購入。
おすすめの豆のパン、メロンパン、玄米パン…
次の日にクリスマスパーティーを控えていたのでその日特別に焼いたと言うシュトーレンも購入しました。
「この辺は田舎やからあんずジャム売ってへんのよ。あんずみたいしゃれたもんないし。庭で作ったみかんでジャム作ってな、それで焼いたやつやでな。本当の味とは違うよ」と謙遜するしづ子さん。
本当の味って何でしょうか。
こんなかわいいおばあさんがあんずジャムを探して、スーパーを3件も周ってもなくて。
自分のお庭のみかんで作ったジャムで焼いたシュトーレンなんて…
ストーリーがありすぎて素敵すぎるじゃないですか…
「お店のシュトーレンよりずっとずっとおいしかったよ‼」って早く言いに行きたいなぁ。
そんな思いを馳せながら、クリスマスパーティーを過ごしました。
クリスマスまで1週間。
わがままボディに拍車がかかります。
最後に、四日市の映画監督さんが書いてくれたポエムをご紹介。
それでは、また。