先日、茶道教室の初釜に行ってまいりました。
閑寂ななかに、奥深さや豊かさ、美しさを感じるひとときでした。
ITSUMIです。
茶道や華道を習う上で、大切にされる「詫寂(わびさび)」という世界観。
日本ならではの美学を表現するこの言葉が大好きなのですが、世界には沢山の「その国ならでは」の言葉があるんですね。
お正月が明けて、おせちや自分の料理にうんざりしたタイミングで、友人に連絡をしました。
連絡をした友人はパキスタン人。
彼の作るパキスタンカレーは絶品なのです。
「カレーを食べさせてくれ」という煩悩はさておき、お正月はどう過ごしていたの?とご挨拶をしたところ「マラマラクよーマラマラク!」。
…新しいカレーの種類かしら。
(そう、私の頭の中は、パキスタンカレーでいっぱいなのです)
よくよく聞いてみたら「マラマラアク」と言うパキスタン語だそう。
中でも珍しい、ブルシャスキー語と言う言語で「だらだらとしたり、むさぼり食べたりすること」なんですって。
…パキスタン人の日本に来たら「寝正月」をしているんですね。
響き的にもっと呪術的なことだと思っていた私、なんだかほっこりしちゃいました。
このブルシャスキー語、現在世界で話せる人が10万人のみだそうです。
いつかこの世界から無くなってしまいそうなこの言葉、積極的に使っていきたいと思います。
GUCHIに仕事で追い込まれたとき
「わたくし、本日からマラマラアク休暇をいただきます」
…よし練習はばっちりだ‼
他にも、数年前に知った言葉があります。
「KILIG(キリグ)」というフィリピンの言葉。
お腹の中で蝶が舞うようなワクワクした気分。ドキドキすること。という意味だそうです。
わかるわかる、そういう何とも言えなくなるHAPPYな気持ち‼
ととても感動しました。
芸能人のラブリさんのファンクラブ?でも使用されているそうなので有名な言葉なのかしら。
「感じるけど何と伝えたらいいかわからない気持ち」
「よくあることなのだけど、名前のない時間・空間」
「その国だからこそ存在する言葉」
たくさんの知らない言葉を知って、自分の気持ちや体験を消化したり、お客様の気持ちにフィットする言葉を見つけれたらきっととても気持ちいいだろうなぁ。
そんなことを考えながら、明日はマラマラアクする覚悟でおります。
さぁ、わがままボディに拍車をかける週末に。
では、また。