ご無沙汰しております、ITSUMIです。
サウナブームがいったん落ち着いています。
暖かくなってきたからでしょうか。
最近、新しいサブスクを利用し始めました。
つい先日、「ロビンウィリアムズがいかに良い俳優か」という論をGUCHIに押し付けて、ロビンウィリアムズの映画をとにかく紹介しまくったんです。
が、ネットフリックスには観てほしい映画があんまりなかったんですよね。
そこで、私自身が観たい映画を色々検索したんですが「あれ?観たい映画検索しても全然ないぞ」
ということで、一番映画が豊富だというU-NEXTも契約してみたんです。
…U-NEXT、すごい。
昔、ドロップアウトした海外ドラマや、なかなか日本ではお目見えしないイスラエルの映画など盛りだくさん。
雑誌も読み放題?!
おかげで一週間ほど引きこもっていました。
さて、本日はそんなU-NEXTから、もうすぐ母の日ということで、おすすめの「憎悪にまみれた母親ムービー」を紹介したいと思います。
GUCHIはこう言った「誰も救われない、ただ嫌な気持ちだけが残る映画」を勧めても絶対観ないので、ここにそっと、その気持ちを置いておこうと思います。
1作目は「ハッチング」
あらすじ(U-NEXTより)
「12歳の少女・ティンヤは、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすため、体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、森で奇妙な卵を見つけたティンヤは、家族に秘密にしながら、その卵を自身のベッドで温め続け…。」
よくある、母親と第一子長女の歪んだ愛情をテーマにした映画です。
最悪に気分が悪くて、さらに意味が最後よくわからんという終わり方です。
北欧ムービーあるあるです。
でも、こういう終わり方が脳をフル回転させてくれて、なんとも言えない気持ちになります。
SNS狂気にまみれた現代に「本当の幸せとは何か」、「愛情とは何か」と一石を投じる一作です。
2作目「LAMB」
あらすじ(U-NEXTより)
山間に住む羊飼いの夫婦、イングヴァルとマリア。ある日、2人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた2人は“アダ”と名付け、その存在を育てることにする。“アダ”との家族生活は、2人に大きな幸せをもたらすが…。
こちらも母親の狂った愛情がテーマ
こちらの母親は1作目の母親とは違って、我が子(?)に愛情を注ぐのですが、執着心から理性を失っていきます。
こちらも北欧ムービーです。
ヴァルディミール・ヨハンソンという監督が作った映画なのですがこの人の映画、もっと観たい!
アリ・アスター監督とはまた違うゾッとした気持ちを味わわせてくれます。
3作目「オテサーネク」
あらすじ(U-NEXTより)自分で書けよという感じですがちょっとサボります。
その夫婦は子宝に恵まれずにいた。ある日、夫は偶然見つけた切り株が子供の形に見えたことから、妻のためにそれを持ち帰る。妻はそれを我が子と信じ、求められるがまま食べ物を与え続けた。やがて切り株の子・オチークは巨大化して食べ物を求め…。
こちらは母親だけではなく周辺の人間もイカれています。
アニメーションがチェコっぽい(クルテクというアニメとそっくり)でちょっとコミカルですがしっかり不気味でで不穏感と狂気を感じられます。
音楽もクラシカルで上記二つとはちょっと違うテイストです。
以上3つが母親の狂った愛情をテーマにしたおすすめ憎悪ムービーです。
不思議なことに、憎悪的で気色の悪く得体の知れない生き物であるはずのこどもたち(卵から生まれた何か・半分山羊人間・食人切り株)が全員愛おしく見えるんですよね。
ぜひ不思議な憎悪と悲哀と愛情を感じてみてください。
たくさんの映画を観ることができるのに、なぜこんな悪趣味な映画を勧めてくるのかと不思議に思う人もいるでしょう。
定期的に鉛を飲み込んだような気持ちを感じたくなる時ってありませんか?
映画が好きな人なら、あるはずです。
ただの嫌がらせではありませんよ。
それでは、また。